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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2006年5月9日 サンティアゴ 平井浩二

チリ・銅による国庫収納金、2006年国家予算額の50%相当に達する見込み

 4月25日、地元各紙は銅産業界が今年度国庫に納付する税金額が驚異的な伸びを示す見込みである旨の報道を行った。これら一連の報道は、銅価格が高騰を続け24日にポンド当り3.11US$を記録したため、COCHILCOが銅の今年度平均価格予想額をポンド当り1.7US$から2.6US$に引き上げたことによるものである。
 COCHILCOの発表によると、銅の年間平均価格の見直しを行った結果、今年度銅鉱山業界が税金として国庫に納付する金額は総額110億US$に達する見込みで、これは対前年度比69%増、2006年のチリの国家予算額の約50%に相当するという。110億US$の内訳は、CODELCOによる国庫納付額(法人所得税、軍への拠出金、純利益含む)が70億US$、民間鉱山会社が40億US$であり、民間鉱山会社の納税額は、法人所得税に鉱業特別税(3.8億US$)を加えたものである。また、COCHILCOは、銅の輸出額も対前年度比で53%上昇し、270億US$に達する見通しであり、これは国内総生産の約8%に相当する金額であると発表した。
 銅価格の高騰により今年度国庫への納付額が膨大な額に達する見通しを踏まえ、政府は銅価格安定化を主目的とする新規銅基金の創設を計画中で近日中に法案を国会に提出する予定である。

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