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ニュース・フラッシュ

2006年5月15日 北京 納 篤

中国・国土資源部、戦略備蓄制度構築へ

 中国紙国際金融報によると、中国国土資源部は国内需要の増加を満たすために、不足するウラン、銅、アルミ等の金属の戦略備蓄制度を構築する予定と報じた。また、国泰君安証券のあるアナリストは、中国は新たな工業化段階に入っているため、安定的成長を継続させるためには、重要な資源量を確保する事が重要であると指摘している。
 中国は、世界最大の鉄鋼、銅、アルミの最大の消費国であり、中国の潜在的な需要増によりアルミ、銅、亜鉛などの非鉄金属相場は高騰している。同紙によると国土資源部の声明として、本備蓄制度は第11次5か年計画の一部として、政府が企業と連携し備蓄基地を建設する等としているが、管理方法等具体的な内容について説明がない。
 なお、中国には国家発展改革委員会に国家物資備蓄局があり、1950年代より銅、アルミなどの備蓄を実施しており、制度的にはオーバーラップするため、現行制度を維持しながらの新たな備蓄制度構築については理解し難い。しかし、2005年当事務所が同備蓄局と面会した折り、備蓄制度の見直しを進めているとの同備蓄局次長の話があり、場合によっては備蓄制度の見直しが今回の発表に繋がっているとみる向きもある。

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