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ニュース・フラッシュ

2006年5月21日 メキシコ 権藤 浩

メキシコ・STMMRMゴメス前組合長が約6200件の告訴に直面

 地元経済紙(5月16日付)等によると、大統領官邸における記者会見の席上、労働省ヘラルド・モスケダ(Gerardo Mosqueda Martinez)生産人事担当副大臣は、ゴメス支持のストライキは労組内部の問題であり、メキシコ全国鉱夫冶金労組(STMMRM)ナポレオン・ゴメス(Napoleon Gomez Urrutia)前組合長は、労組員から約6,200件の告訴を受けていると報じた。
 また、大統領官邸スポークスマンのルベン・アギラル(Ruben Aguilar Valenzuela)氏は、最終的に前組合長の職を剥奪し暫定組合長エリアス・モラーレス氏を選出したのは公正監視委員会であると述べた。さらに、両高官によると、メキシコ連邦政府は、前組合長の逃亡先(モントリオール)があるカナダ政府や、前組合長の弁護士に圧力をかけていないと説明する。
 一方、メキシコ検察庁(PGR)は、前組合長、その家族(妻、息子)、複数の元労組リーダー等の横領資金の流れを解明した。Scotia Bank Inverlat銀行は、メキシコ鉱業振興信託庁(FIFOMI)の労組口座に預金された55百万US$を、米国、スイス、英国、フランス、トルコ及びコロンビアへ送金したことが判明した。
 また、PGRは、メキシコ財務省(SHCP)に対して、同銀行が保有する労組口座の操作実績を調査するように要請した。PGRが所有する情報では、横領資金は、複数の企業、Altos Hornos de Megico、Aceros Nacionales等の製鉄企業や、政治団体の国家民主改革(Cambio Democratico Nacional)へ流れ、総額は314百万ペソ(約28.5百万US$)以上とのことである。

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