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ニュース・フラッシュ

2006年5月23日 サンティアゴ 中山 健

チリ・CODELCO Arellano総裁、執行副総裁制を復活、Nelson Pizarro前Norteディビジョン所長が有力

 5月15日付地元紙等によると、CODELCOのArellano総裁はCODELCO本部に執行副総裁制を復活させ、新ポストにはCODELCO Norteディビジョン所長(副総裁)のNelson Pizarro氏を起用したい考えで、現在同氏の意向を打診中である。これは、Arellano氏がCODELCOの総裁に就任して以来始めて明らかにした新経営陣構想の一つである。
 CODELCO経営陣に近い筋によると、本部にオペレーション担当の執行副総裁(Vicepresidente Ejecutivo de Operaciones)を置き、オペレーション担当の副総裁(各ディビジョン所長)を束ねる役割を果たさせるという。執行副総裁は全ての副総裁の上に立ち、総裁を補佐するポスト。執行副総裁制は以前CODELCOにあった制度であるが、1994年に廃止された。
 Arellano総裁はGaby、Alejandro Hales鉱床等の新規開発プロジェクトやAndina、El Tenienteの近代化計画を進めるにあたって、今後巨額の投資を実行しなければならないが、Calamaの社宅移転・建設計画やEl Teniente開発計画で起こった常識では考えられないような予算超過が再発しないよう現場の管理体制を強化したい意向であるという。
 Pizarro氏は鉱山業界に於ける豊富な経験を持っており、このポストには最適の人物であるとの評判である。同氏は、2003年にCODELCOディビジョン所長に就任する前に、Luksicグループで執行副社長を務めていた経験がある。また、その前には、CODELCO Andinaディビジョン所長、Chuquicamataディビジョン所長を歴任している。Pizarro氏は側近にこれ以上Norte ディビジョン勤務を続けたくないと漏らしているといわれ、そうしたことを考慮に入れると、サンチャゴ本部の執行副総裁にふさわしいポストと思われる。
 しかし、Arellano総裁とPizarro氏の話し合いは未だ折り合いがついていない模様で、今後10日以内には何らかの結論が得られる見込みである。
 Arellano総裁による新経営陣構想については、上記以外のことは何も明らかにされておらず、総裁自身も副総裁人事に付いては経営審議会の承認が必要であるということ以外何も語っていない。
 なお、CODELCOは5月19日付けで、CODELCO NorteのNelson Pizarro所長が退陣し、後任にSergio Jarpa氏が就任したと発表した。

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