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ニュース・フラッシュ

2006年5月29日 北京 納 篤

中国・TISCO社とカナダINCO社、陝西省でNi製錬所建設を計画

 安泰科によると、ニッケルのリーディングメーカーであるINCO社と中国のステンレス生産のリーディングメーカーである中国太源鋼鉄集団(TISCO:Taiyuan Iron & Steel Group Co., Ltd.)は、共同で5千万US$を投資し陝西省に年間2万tの生産能力規模のNi製錬所を建設するLOIに署名した。署名のセレモニーはトロントで行われ、両社の役員をはじめ陝西省長も同席した。両社は2年間に亘ってニッケルプロジェクトに関し協議を続け、本製錬所建設計画以外にも中国国内及び国外での資源開発面での協力に興味を示しており、条件面での進展を加速させている。
 INCO社は現在30万tの精製ニッケル生産能力を持っており、世界の1/4の生産能力を占める。同社は2007年には45万tに生産能力を増強させるとしている。また、同社は豊富なニッケル資源を保有しており、ニッケル資源の保有こそが同社のニッケルビジネスを安定させ、同社の発展を長期に亘って持続可能にしているとも言える。
 TISCO社は、現在ステンレスの新規生産ラインを建設中で、将来的には150万tから300万tに増強する計画である。国内のステンレス需要が急激に伸びている状況から同社及び他のステンレスメーカーは矢継ぎ早に精練能力増強を進めている。中国のステンレスの消費量は年率25%の勢いで増加しており、2006年末には世界第1位のステンレス消費国の日本を超える可能性がある。

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