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ニュース・フラッシュ

2006年5月30日 サンティアゴ 中山 健

チリ・Escondida鉱山、国内最大の海水脱塩プラント完成

5月23日付け地元紙等によると、Escondida鉱山は161百万US$投資し、Antofagasta市の南部、Coloso積み出し港にチリ最大の海水脱塩プラントを完成し、8月には操業を開始する予定である。 nこのプラントは、8.7億US$を投資して2006年6月に最初のカソード生産を開始する低品位硫化鉱リーチングプロジェクトの用水確保のために建設されたもので、毎秒525ℓの海水を脱塩し、海抜3,000mに位置するEscondida鉱山までパイプ流送するという壮大な発想を実現したものである。
チリ北部にはAntofgasta水道会社の海水脱塩プラント他、幾つかの同種プラントがあるが、これほど大規模なプラントが建設されたのは初めてである。 Escondida社のスポークスマンは、「このプラントは現段階では低品位硫化鉱リーチングプロジェクト専用として使用するもので、それも今使用している用水系と切り替える計画は無く、必要な時だけ補完的に使用する考えである」旨を強調し、更に次の通り語った。「このプラントはチリ北部砂漠地帯の水不足解決策の一選択肢にはなるかも知れないが、操業コストが高く付きすぎて、Escondida鉱山全体の用水をこの方法で賄う訳には行かない。また、鉱山まで水を流送するため、4か所の中継ポンプステーションが設置されているが、これらポンプの電力コストが高いため、Escondida鉱山より海抜の高い処にある鉱山には向かないだろう。特に、電力コストが高騰している現在は、他の鉱山では今の銅価格でも採算に乗らないだろう。Escondida鉱山でも銅価格が下がれば、採算に合わなくなるかも知れない」。 また同スポークスマンは「今はテスト段階で、未だ最終的な結論は出していない。このプラント建設が成功か否かは今後の成り行きを見ないと何とも云えない」と慎重な構えである。

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