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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアメタル コバルト ニッケル
2006年6月6日 ジャカルタ 池田 肇

インドネシア・Halmaheraのニッケル・コバルト鉱山開発にEramet社が15億US$を投資

 エネルギー鉱物資源省は5月30日、フランス・Eramet社がPT Weda Bay Nickel(WBN)の買収により権益90%を取得した北Maluku州Halmahera島のニッケル・コバルト鉱山の開発に15億US$を投資する見通しを明らかにした。
 同社最高経営執行役(CEO)Jacques Bacardats氏がこのほどのWBN社の買収完了に伴い、インドネシアを訪問し、エネルギー鉱物資源省Purnomo Yusgiantroro大臣、鉱物資源石炭地熱総局Simon F Sembiring総局長を表敬訪問した際の会談要旨として伝えられた。
 Simon総局長によれば、WBNが事業契約(COW)に基づき今後1~2年以内にFS調査を実施する。その後、鉱山・製錬施設の建設に約3年を要して、インドネシア国内で外資3社目となる大規模ニッケル鉱山の開発に着手する。Simon総局長は、Eramet社によるニッケル鉱山の運営は、同国経済の発展と北Maluku州の地域開発、雇用機会の創出に貢献するとの期待を寄せている。
 Jacques経営執行役は、インドネシアにおけるニッケル事業はWBNを通し実施するが、WBNの権益10%を保有する国営鉱山会社Antam社に対し、FS調査完了後に権益25%を譲渡することを表明しており、国内に高まりつつある資源ナショナルリズム及び付加価値化に配慮したEramet社の企業戦略が伺える。
 なお、Eramet社によればHalmaheraに建設を予定している工場は低品位ラテライト鉱石を処理するHPAL(加圧硫酸浸出法)工場で、ニューカレドニアからも鉱石を運搬し処理する計画を有しているようである。

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