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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2006年6月6日 北京 納 篤

中国最大の玉龍銅鉱床、開発工事着手は大幅延期となる可能性大

 安泰科によると、中国最大の銅埋蔵量を誇る玉龍銅鉱床の開発計画は延期となったと報じた。国家関係部署が環境保護に対する慎重な態度を崩さず、開発に必要な計画案について審査を行っているとし、未だ開発計画案は認可が得られていない。
 地元資源関係者によると、開発計画案は当局から質疑を受けており、未だ満足な回答が出されていないため、新しい開発計画案を再提出することを求められているという。計画案を練り直し、開発計画許可申請書を再提出するとなると、開発工事着手が相当遅れることとなる。開発者側の意見としては、再提出は現実的な選択ではないと考えており平行線のままであるという。更に、国家環境保護総局は、採掘鉱区としている土地の一部が原生林帯と重なるため樹木の伐採が制限されることから、提出された開発計画案では自然環境に変化をもたらし、生態環境に影響を及ぼす可能性があるとして、開発企業であるチベット玉龍銅業株式有限公司に生態環境保護に対する影響の評価・審査を求めている。
 なお、玉龍銅鉱床開発は、2005年4月6日午後、西蔵(チベット)自治区拉薩(ラサ)市において、中国最大の銅鉱埋蔵量を誇る玉竜銅鉱床の開発に関する協議書の調印式が行われた。玉竜銅鉱床は、確定埋蔵量650万t(金属量)、推定埋蔵量1千万t(金属量)で、中国で最大、アジアで2番目の銅鉱床とされている。開発企業であるチベット玉龍銅業株式有限公司は、青海西部鉱業株式有限公司、福建紫金鉱業集団株式有限公司、チベット地質探査局地質6隊、チベット鉱業開発総公司、昌都地区国有資産経営公司の5社によって設立され、権益比率は玉龍銅業株式有限公司が41%、福建紫金鉱業集団株式有限公司31%、残り3社が併せて20%となっている。

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