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ニュース・フラッシュ

2006年6月7日 リマ 西川信康

ペルー・次期大統領は穏健左派のガルシア氏に決定

 6月4日のペルー大統領決戦投票の結果、中道左派「アプラ党」党首のアラン・ガルシア元大統領が、左派民族主義者のオジャンタ・ウマラ候補を破り、当選を決めた。(6月6日12時現在、ペルー中央選管によると、開票率97.46% ガルシア候補52.53%、ウマラ候補47.47%)
 ガルシア氏は、自由主義を重視した穏健左派路線を訴え、首都リマと輸出産業が伸びている北部沿岸地域など大票田の10の州で過半数を獲得した。一方、ウマラ候補は、資源の国家管理強化や貧困撲滅などの公約を掲げ、地方の農村部を中心とした貧困層の支持を集めたが(地方の15州で過半数を獲得)、都市部で苦戦し、一歩及ばなかった。
 なお、議会はウマラ候補が率いるペルー連合(UPP)が120議席中45議席を獲得し、第1党に躍進し、一方のガルシア候補率いるアプラ党は36議席に留まった(以下、国民連合17議席、未来連合(フジモリ派)13議席、その他9議席)。敗れたウマラ氏は、議会で第1党になったことを受け、今後も国家主義に向けた活動を推進していくと言明している。また、各政党の党首はアプラ党との連立政権構想には応じないとの考えを表明しており、ガルシア新大統領は難しい政権運営を迫られものと見られる。

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