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ニュース・フラッシュ

2006年6月20日 バンクーバー 宮武修一

Crystallex社、ベネズエラ政府の政策情報で株価下落

 ベネズエラ政府の資源国営化政策が話し合われる都度、外国鉱山企業株株価は大きく揺れ動き、不安定な状態が訪れる。ベネズエラ政府は現在、同国の鉱業法改正を検討しているが、先週米国の報道機関が「現在未開発の外国鉱山会社のプロジェクトに対し、ベネズエラ政府はジョイントベンチャーを強制し、政府が権益の過半を得る見通し」と報じたところ、材料視され、在トロントのCrystallex International社株価は、先週と比較すると1$以上値下がり、3.18$をつけた(6月14日現在)。ベネズエラ基盤産業・鉱業省関係者は、この情報はうわさに過ぎず、現在は未だ法案の内容を検討している段階だと述べている。なおベネズエラ鉱業大臣は、新鉱業法の法的審査は8月15日までに終えたいとしている。
 アナリストによれば、このような噂が流れることはベネズエラではよくあるとし、中には、観測気球にすぎず、Crystallex社が開発中のLas Cristinas鉱山が国営化されるシナリオはあり得ないとする見方も存在する。
 Crystallex社とベネズエラ政府の間では、Las Cristinasの鉱区権は政府所属、Crystallex社は6%のロイヤルティを政府に支払うことにより鉱山開発を行う権利を得るという契約が既に締結されており、現在はCrystallex社による開発に向けた環境許可取得手続きが行われている。

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