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ニュース・フラッシュ

2006年6月24日 バンクーバー 宮武修一

カナダ・Inco社、未評価の企業価値についてアピール

 Inco社は6月19日、同社ニッケルプロジェクトの最近の探鉱成果を公表した。Thompson, Man, Sudbury, Voisey’sBayにおいて試錐で明らかになった探鉱・開発余地を示し、Inco社には市場に認識されていない価値があることを強調した。また6月22日には、2006年第2四半期は、同社104年の歴史の中で最大の収益を記録する四半期決算になるであろうことを早々と報じた。同社によれば、一株あたりの調整済み2006年第2四半期の収益は1.75から1.70C$程度と、見通しよりも21%高く、2005年同期決算比で60%増、また2006年第1四半期比で92%増の水準になるという。なお第2四半期決算についての広報は7月下旬に行われるのが通常。
 Inco社は、Falconbridge社に対し、現金ないし株式交換による友好的TOBを持ちかけているが、6月30日をもって現行オファーが失効する。Xstrataのライバルビッドが提示されている中、Inco社が再度オファーを提示することは確実視されており、今回のInco社による一連の広報は、再オファーに向けた資金確保、Inco社株価を高め株式交換の魅力を高めるためのものと一般には受け止められている。なお地元紙等には、専門家の見方として、TeckCominc社によるInco社に向けた敵対的TOBで出現が期待されるホワイトナイト向けの自社アピールではないかとの見方も掲載される。

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