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ニュース・フラッシュ

2006年6月26日 バンクーバー 戸村昌幸

Phelps Dodge社、Inco社、Falconbridge社、3社合併で合意

 アリゾナ州フェニックスに本社を置くPhelps Dodge社と、敵対的買収問題でゆれるInco社、Falconbridge社は、6月26日、カナダには悪影響を及ぼさないことをPhelps Dodges社が確約した上で、3社合併買収に合意したことを発表した。この買収が成功すると総資本額560億US$の世界最大のニッケル生産会社、最大の銅生産株式会社が誕生する。
 Inco社がFalconbridge社の友好的買収に対し、バンクーバーのTeck Cominco社とスイスのXstrata社がそれぞれ敵対的買収オファーを出し、買収が複雑化していた中、Inco社は5月末、Phelps Dodge社に協力を求めていたと情報筋は述べている。6月25日夜、Phelps Dodge社はInco社とFalconbridge社の重役陣とそれぞれ別に会談し、2段階に分けた友好的買収案で合意した。まず、Phelps Dodge社の融資で、Inco社がFalconbridge社を買収、その後、Inco社をPhelps Dodge社が買収すると言うもの。最終的にPhelps Dodge社はInco社株を一株80.13C$で、Falconbridge社株を一株62.11C$で買収することになる。これはXstrata社のオファー額、一株52.50$を18%上回ることになる。
 新会社名はPhelps Dodge Inco社となり、40か国、約4万人の従業員(Phelps Dodge社13,500人、Inco社12,000人、Falconbridge社14,500人)抱えるメジャー企業となる。本社はフェニックスに置かれ、ニッケル事業に関してはトロントに基盤を置くことになるとされている。現在カナダで進められている探鉱プロジェクトについては、今後少なくとも3年間は引き続き行われる模様。

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