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ニュース・フラッシュ

2006年7月10日 メキシコ 権藤 浩

メキシコ・グルーポ・メヒコ社、ラ・カリダ鉱山・製錬所閉鎖に15日間の労使交渉延期

 地元一般紙(7月6日付)等によると、グルーポ・メヒコ(GM)社は、メキシコ・ソノラ州Nacozari de Garciaにあるラ・カリダ(La Caridad)鉱山・製錬所の閉鎖の最終決定を、15日間延期したと報じた。
 Notimexからの入電によると、ソノラ州エドゥアルド・ボース(Eduardo Bours Castelo)州知事は、5日のGM社フアン・レボジェド(Juan Rebolledo)国際担当副社長との会談において、GM社は、6月第2週に閉鎖手続を完了する予定であったが、ラ・カリダ銅・モリブデン鉱山・製錬所の労組(298支部)との再交渉を行うため、最終的な閉鎖決定の期間を15日間延期したことを確認した。
 これまで、ラ・カリダ鉱山・製錬所では、2006年2月にナポレオン・ゴメス前STMMRM組合長がメキシコ労働省から同組合長職を解職されたことで、支援労組員は反旗を掲げ、3月24日から違法ストライキが始まった。一方、GM社は、長期に亘る操業停止を受けて、6月8日に同鉱山・製錬所の閉鎖を表明した。
 ボース州知事は、今回の労使交渉再開の進展に併せて、同州のGM社のカナネア銅山、アグア・プリエタ石灰石プラントの労使交渉も再開されるとし、同州政府エンリケ第1書記官が7月5日より両労組への説得を開始したと説明する。
 また、ボース州知事は、今後の交渉内容について、GM社と労組との交渉は、賃金、作業環境等の本質的な労働問題に集中すべきであり、ゴメス前組合長の復職問題は政府の問題である。GM社が違法ストライキを実施した労組員を刑事告訴するか否かは、労使交渉の合意以降の懸案であり、GM社の告訴がないことを期待する。更に、労働者は職場復帰すべきであると強調する。

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