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ニュース・フラッシュ

2006年7月17日 メキシコ 権藤 浩

メキシコ・グルーポ・メヒコ社がラ・カリダ鉱山を公式に閉鎖

 業界情報(7月14日付)等によると、グルーポ・メヒコ(GM)社フアン・レボジェド(Juan Rebolledo)国際担当副社長は、メキシコ・ソノラ州のラ・カリダ(La Calidad)銅・モリブデン鉱山・製錬所を、州政府による閉鎖承認を得たことにより、7月13日に公式に閉鎖したと報じた。
 これまでGM社は、7月5日のソノラ州エドゥアルド・ボース(Eduardo Bours Castero)州知事とレボジェド副社長との会談の結果、GM社は同鉱山・製錬所労組(298支部)と再交渉を行うため、鉱山閉鎖の最終決断を15日間延期した。しかし、ソノラ州政府は、GM社の労使交渉の決裂により前倒しし、7月13日に同鉱山・製錬所の閉鎖及び全労働者の解雇を承認した。
 GM社は、今後2006年末までにラ・カリダ鉱山・製錬所のフル生産再開を期待するが、今回の法的承認により、現状の最優先課題は、鉱山に残留している違法ストライキ参加者の排除となった。レボジェド副社長によると、同鉱山の全労働者約2,000名(うち労組員約1,200名)のかなりの労組員は職場復帰が可能だが、100~200名の違法ストライキ参加者は不可能という。
 ラ・カリダ鉱山は、銅量にして精鉱10,000t/月と銅カソード1,900t/月を生産しているため、3月24日からのストライキにより約42,000tの銅生産量が減少したことになり、銅価格3.25US$/lbで単純に計算すると約300百万US$の損失となる。
 一方、同社は、2005年1月に、2008年までに銅を7%増産するため、ラ・カリダ鉱山及びカナネア鉱山に300百万US$の投資計画を発表したが、その計画には影響ないとする。

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