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ニュース・フラッシュ

2006年7月18日 バンクーバー 宮武修一

Inco/Phelps Dodge社、Falconbridge社株式買収提案を引き上げ

 Inco社、Phelps Dodge社、Falconbridge社は7月16日、三社間の友好的買収提案に係る株式買い受け条件の引き上げを発表した。
 Falconbridge社への現金および株式交換による買収提案を行うInco社は、現金部分を1C$引き上げ、18.50C$+Inco社0.55676株の株式買い受け条件を提示。この条件は7月14日Falconbridge社株価終値に対し7.8%のプレミアムを上乗せした額に相当し、またPhelps Dodge社の合併買収発表直前の時点から23.7%のプレミアムが加わった額となっている。Falconbridge社役員会は全会一致でこのInco社の新提案の受け入れを決定し、同社株主に対してInco社への株式譲渡を働きかける。併せてFalconbridge社役員会は一株当たり0.75C$の特別配当を行うことを決定した。特別配当金は7月26日取引終了時点のFalconbridge社株主に対し8月10日に支払われる。またInco社はこのテンダーを通じて全発行株式の2/3の獲得することを最低限の目標に掲げていたが、これを50.01%に改めた。
 また同日、Phelps Dodge社はInco社株式の買い受け条件の引き上げについても発表した。新条件は、現金部分を1C$引き上げ、Inco社一株に対して現金20.25C$プラスPhelps Dodge社0.672株と交換するというもの。この結果、現Falconbridge社株主は、三者合併が実現する場合、最終的に一株当たり29.77C$+Phelps Dodge社0.3741株を獲得することになる。
 こうした三社による新条件の提示は、7月11日のXstrata社の対抗ビッドに対し、更に対抗する動き。Xstrata社が提示する現行ビッドの有効期限は7月21日である。

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