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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2006年7月19日 シドニー 久保田博志

豪州・BHP Billiton、Pilbara地域の鉄鉱石請負採掘コスト見直し

 地元紙等によるとBHP Billiton(本社メルボルン/ロンドン)のPilbara地域での鉄鉱石請負採掘(コントラクト・マイニング:contract mining)費用が急上昇しており、自社採掘へ戻すことが検討されている。
 BHP Billitonは、同社のPilbara地域の7鉄鉱山のうちMount Whaleback鉄鉱山のみで自社採掘を行っている。一方、Rio Tinto社は、同地区の同社全ての鉄鉱山で自社採掘を行っている。BHP Billitonのコントラクト・マイニング費用は総コストの20%を占めるに至っており、2,800人の従業員のうち1,700人がコントラクト・マイナー(請負業者従業員)となっている。同社は、これまでコントラクト・マイニング費用をインフレ率、労働者コスト上昇よりも低く抑えていたとされているが、2006年末には2003年当時のレベルに比べ上昇率は50%に達すると予測しており、自社採掘に切替えるか否かの決断を迫られている。
注:

  コントラクト・マイニングは、1980年代に露天掘りの金鉱山を対象としてオーストラリアで始まった新しいタイプの鉱山関連事業であり、鉱山業の最も基本的な作業である鉱石採掘を、他社に行わせるもの(アウトソーシングの一種)、その後、鉄鉱山、ニッケル鉱山等でも導入され、その経済性と利便性から世界的に普及した。
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