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ニュース・フラッシュ

2006年7月31日 リマ 西川信康

ペルー・ガルシア新大統領、就任演説で、鉱業部門への外資導入を促進するとともに、企業に対し貧困問題解決への更なる貢献を期待

 7月28日、ガルシア大統領の就任式が行われ、国会での就任演説の中で、外資導入を促進し、鉱業の振興を図る一方、鉱山会社に対し、地域経済の発展や貧困問題の解決に追加的な支出など更なる貢献を求める発言を行った。以下に、鉱業分野に関する発言の要旨を紹介する。
 「わが国は内外からより一層の投資を必要としている。中国やチリは、外国からの投資によって社会的・経済的に素晴らしい成果を出している。なぜペルーでできないのか。これは私たちの責任と選択の問題である。」
 「Quellaveco、Toromocho、Las Bambasなどの鉱山開発プロジェクト、またCerro Verdeの鉱山拡張プロジェクトは我々により多くの利益、雇用の拡大及び地方への税収(カノン税)増加をもたらす。」
 「わが国には現在の金属価格の高騰により魅力的な数多くの鉱業プロジェクトがあるが、これらを利用するチャンスは今しかない。なぜならば、現在の世界的な経済成長が鈍化すれば金属価格の高騰も終わりを告げ、鉱物は採掘されず、その結果、我々は何十億(ドル)も失うことになるからだ。」
 「ここ数年の金属価格の高騰は、政府にも、また多大の利益を得ている鉱山会社にも予測のつかなかったことだ。その過剰な利益を国家も享受することを求めるのは正当な論理である。」
 「我々は既に大手の鉱山会社とこの過剰利益の国への還元について、交渉を開始しているが、これが実現した場合、特に鉱山地域内の最貧困地区における水や電力などのインフラ事業、農業振興に充当され、現在頻発している多くの地元住民との衝突は回避される。鉱山会社がペルーの半数にあたる1,300万人の貧困層の生活改善に貢献するよう求めたい。」

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