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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2006年8月8日 サンティアゴ 中山 健

COCHILCO、2006年の平均銅価を3US$/lbと予測

 7月31日COCHILCO(チリ銅委員会)は、2006年の平均銅価予測を2005年の平均銅価1.67US$の2倍近い3US$/lbに引き上げると発表した。
 地元各紙によると、プレスリリースの席上、COCHILCOのEduardo Titelman副総裁は、「平均銅価の予測値がこのように高くなったのは、鉱山会社が能力一杯の生産を続けているにも拘わらず、世界の主要経済圏の銅需要が極めて活発で、市場では厳しい銅の逼迫感が続いているためである。日本、EU、中国の好調な経済成長が予測され、日本とEUで銅の需要が更に活発化すると見られている。また、中国では銅の消費が大きく伸びる反面、今までのような大量の戦略備蓄銅が放出される可能性はないからである。なお、2006年は複数の主要鉱山会社が労働協約の改定交渉を行う予定で、厳しい交渉が行われることが予想され、それも銅価を引き上げる原因になっている」と述べた。
 また、COCHILCOは2006年の世界の銅地金需要は17,658千t、供給は17,505千tで、153千tの供給不測が発生するものと予測している。5年連続の供給不足で銅の在庫は減少し続け、世界全体で914千t、世界消費量の2.7週間分に過ぎない。
 銅市場を分析するに当って、もう一つの重要な点はTC/RCの動向で、2004年4月から2005年の4月までは市場に銅精鉱が溢れTC/RCが上昇したが、その後中国およびインドで製錬能力が増強されTC/RCが低下し、鉱山サイドにとっては有利な展開になっている。

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