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ニュース・フラッシュ

2006年8月15日 サンティアゴ 平井浩二

チリ・Escondida鉱山のスト未だ解決の糸口見えず -会社側は顧客にフォースマジュールを宣言-

 地元各紙の報道によると、Escondida鉱山のストライキは突入後1週間を経た現在も未だ解決の糸口が見えず、会社側が大幅な譲歩をしない限り長期化する状況である。
 労組側は8月7日午前8時にストライキに突入し業務を停止した。その後、約1,000名の労組員がAntofagasta市内Escondida本社の横にある同社の総合体育館を占拠。鉱山で勤務していた約1,000人も下山し、総合体育館に合流した。全員でプラカードを掲げ市内を行進、一部の組合員は道路上でタイヤを燃やして道路を封鎖した。
 会社側は、ストによる減産を最小限に喰い止めるため、新規に雇用した従業員229名と非組合員60名を動員し、予備の貯鉱を使って3系列ある選鉱場の内1系列の運転を継続中である。
 8月8日午後、労使双方はスト突入後初めて話し合いの席に着いたが、合意には至らず、会談後、労組幹部は「会社は前回と同じ提案を繰り返すばかりで、何一つ進展はなかった。」と語った。会社側は、当面解決の見通しが立たないため、顧客にはフォースマジュールを宣言したと発表した。
 8月11日、労使が話し合いを再開。会社側は新規提案こそ行わなかったが、労組の提出した要求を1項目ずつ個別に検討することを約束し、組合側もこれを了承した。組合の要求書は80項目からなっており、全ての項目を討議分析し、合意に至る迄にはかなりの日数が必要と見られている。

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