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ニュース・フラッシュ

2006年8月29日 ジャカルタ 池田 肇

フィリピン・Rapu-Rapu多金属鉱山、環境天然資源省から最終試験操業許可取得

 フィリピン・Rapu-Rapu島でRapu-Rapu多金属鉱山を操業するLafayette Mining社は8月25日、同社の子会社Rapu-Rapu Processing社(RRPI)が、環境天然資源省(DENR:Department of Environment and Natural Resources)より最終試験操業(ステージ3)許可を取得し、同日、プラントの試験(ステージ3)操業に入ったことを明らかにした。
 プラントの試験操業は3段階からなり、ステージ1は設備類の漏水を確認する水張り試験、ステージ2は、水のみを用い選鉱器機類・電力設備などの動作を確認するための無負荷試験、ステージ3は、実際の鉱石を用いて銅、亜鉛、金、銀を試験生産し、プラントの操業の信頼性を確認する試験操業からなり、RRPI社は、今回の試験操業を経て操業停止処分の全面解除を受けることになる。
 Rapu-Rapu島はマニラの南350kmに位置する。Rapu-Rapu多金属鉱山の鉱山ライフは8年で、生産量は銅が1万t/年、亜鉛が1万4,000t/年、金が5万oz/t、銀が60万/ozと見込まれている。
 同鉱山は、2005年10月にシアン化物質が2度にわたり下流河川に流出したため操業停止処分を受けていたが、政府事実調査委員会(Fact Finding Commission)は2006年5月19日に下流住民には健康被害は発生していないとする最終調査報告書を発表し、環境天然資源省は7月10日に環境対策に万全を期す事を条件に暫定操業再開許可(TLO:Temporary Lifting Order)を与えた。
 その後、RRPIはステージ1の試験操業を7月11日~13日にかけ実施し、DENRはこれを受けて7月18日にステージ2の試運転操業許可を与えていた。

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