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ニュース・フラッシュ

2006年8月30日 シドニー 久保田博志

豪州・McArthur River鉱山、環境評価クリア

 北部準州Marion Scrymgour環境担当大臣(Ministrer for Natural Resources, Environment and Arts)は、8月28日、McArthur River亜鉛・鉛鉱山(スイス資本Xstrata社)の露天採掘への移行を認める環境影響評価の結果をKon Vatskalis資源エネルギー大臣に報告した。この報告を受けてKon Vatskalis資源エネルギー大臣は近日中に露天採掘許可の判断を下すものと見られている。
 McArthur River亜鉛・鉛鉱山の露天採掘への移行計画は、2月23日にMcArthur River川流路切替えによる下流域の生物への影響等への対策が不十分などとしてMarion Scrymgour環境担当大臣が計画案を拒否、Xstrata社による計画の見直しと環境影響再評価が行われていた。
 今回の許可にあたり、鉱山側に対して閉山後の環境対策として50~100百万A$の保証金(Environmental Security Bond)の拠出が条件となっている。
 その背景には、2000年7月のMt.Todd鉱山鉱害問題がある。当時、既に閉山していた同鉱山の堆積場から50万ℓのシアンや40万tの捨石から酸性水が流出してEdith川の魚類が死ぬなどの鉱害が発生、その対策費用として20百万A$が必要となったが、鉱山会社から支払われた鉱害対策費用は90万A$のみで、結果的に州民がその費用を長年にわたって肩代わりすることになったことがあげられている。

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