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ニュース・フラッシュ

2006年9月5日 サンティアゴ 中山 健

チリ鉱山公社(ENAMI)、2010年までに3.5億US$投資を計画

 8月30日付け地元紙等によると、チリ鉱山公社(ENAMI)は2010年までに3.5億US$を投資して、生産能力を5%増強するほか、銅価変動リスクを回避するための金融機能を強化する計画である。
 Landerretche執行副総裁は、「銅価格が下がるとTC/RCが下がりENAMIの収入が減ってしまう。このようなことの繰り返しでは、価格が下がり、中小鉱山が最も援助を必要とする時にとても十分な対応は出来ない。為替の影響を受けないよう、ENAMIの金融資産を段階的に外貨建てに移行させ、2010年には全資産を外貨建てにする計画で、このために2億$の投資を予定している。」また、「そのほかに1.5億US$を投じて、生産能力を増強する。その内訳は60百万US$を投じて、El Salado選鉱場と第IV州のDeltaプロジェクトの増産計画を実施しているほか、第Ⅲ州のTaltalとVallenarに新規電解工場を建設中である。これらの電解工場は2007年2月に操業を開始。これによりENAMIの生産能力は5%アップする見通しである。また、環境問題のためPanulcillo選鉱場を閉鎖し、Ovalle市にもう一つの電解工場を建設するほか、Matta選鉱場も整備する計画であるが、これらに90百万US$の投資を見込んでいる」と語った。
 Ventanas製錬所のCODELCOへの売却について、副総裁は「お陰で、お荷物だった債務は返済できた。身軽になれたので、ENAMIの労働者の構成を組み替え、現在784名の直轄職員を1,150名に増員し、680名いる下請け従業員を300名に減らす計画である。なお、80年代に中小鉱山に貸し付けた融資が12百万US$未返済で残っているが、このうち8百万US$は回収の見込みのない不良債権なので、9月12日の経営審議会に計り、免責する考えである」と答えた。

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