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ニュース・フラッシュ

2006年9月5日 シドニー 永井正博

オーストラリア、中国のウランマーケットへ進出、中国はオーストラリアのウラン開発へ進出

 地元紙等によると、オーストラリアと中国のウラン輸出の商取引契約は、オーストラリアが中国の市場の1/3を獲得するという結果をもたらすことになるという。
 9月4日、オーストラリア核安全保障・拡散防止事務所(Australia Safeguards and Proliferation Office :ASNO)のJohn Carlson所長は、国会の委員会で、ウランを中国に輸出するための行政上の取り決めは、現在、交渉中であること。将来の輸出は、約2,500t/年、現在の価格で約250百万A$と見込まれること。また、既にウラン生産者と他の国と広範囲な契約がなされているので、中国への輸出にはいくらか時間がかかると述べた。
 一方で、中国は、独占的ウラン購入者である中国国営原子力集団(Chinese National Nuclear Corporation:CNNC)が、アデレードのUraniumSA社の会社設立の投資家リストに名を連ね、Xu Gang代表が経営陣に加わることによって、新規ウラン鉱床発見に直接関わり始めている。
 UraniumSA社長のRussel Bluckによると、同社は、南オーストラリア州のGamler Cratonのウラン地域に7,500km2の探査権を確保している。
 なお、UraniumSA社は30百万株を20c/株の価格でオファーしているが、Stellar Resources Ltd.(本社メルボルン、以下Stellar社)とMarathon Resources Ltd.(本社南オーストラリア、以下Marathon社)がこのプロジェクトに大きく貢献しているため、Stellar社の株主が14.73百万株の優先権を所有し、Marathon社の株主が6.26百万株の優先権を保有している。UraniumSA社の残りの約9百万株が一般に提供されることになる。

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