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ニュース・フラッシュ

2006年9月6日 バンクーバー 宮武修一

Phelps Dodge社、Inco社買収を断念

 Phelps Dodge社は9月5日、Inco社との合併契約を終了し、友好的合併買収を断念したことを発表した。契約の終了はInco社との間で合意済みで、Inco社は既に合併不成立の違約金1億2,500万C$をPhelps Dodge社に対して支払った。また仮に9月7日までに他者によるInco社買収が完了する場合、更に3億5,000万C$をPhelps Dodge社に対して支払うことになる。
 Inco社は同社株主の圧倒的多数が全額現金のCVRD社のTOBを支持する中、Phelps Dodge社オファーを選択する同社案では株主の支持を取り付けることはできないと判断。一方、Phelps Dodgeサイドにおいても、これ以上の高額条件の提示は査定上正当化できないとし、加えて合併計画がFalconbridgeを含む北米3社から2社の合併になり、合併効果も当初に比べ下回ることから、今回の判断はやむを得ないとした。
 これによりInco社の獲得を目指すCVRD社にとって、競合他者は現在のところ消滅したことになる。ただし今後大手から新たなオファーが提示される可能性も否定できない。CVRD社TOBの応募期限は9月28日である。

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