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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2006年9月18日 ロンドン 高橋健一   2006. 9. 19 バンクーバー 武富義和    2006. 9. 19 バンクーバー 室井エリサ

南ア・Gold Fields社、Barrick Gold社(カナダ)から南アSouth Deep金鉱山の50%権益を取得

世界第4位の金生産大手であるGold Fields社(南ア)は、9月11日、15億25百万US$(12億US$キャッシュ及び3億25百万US$株式)で、Barrick Gold社(カナダ)から南アSouth Deep金鉱山の権益50%を取得することで合意したと発表した。 South Deep金鉱山は、運営主体が元Placer Dome社50%、南アのWestern Areas社50%のジョイントベンチャーで、1961年に生産開始され、主竪坑が約3kmという世界でも最も深い坑内堀の鉱山の一つであり、4,700人の鉱山労働者が就労している。Barrick社はPlacer Dome社買収によりその権益を取得していたが、深部採掘によるコスト高に加え、2006年5月に起きた事故による減産、深部採掘技術を有さないこと等から売却を検討していた。South Deep金鉱山の競売には、Western Areas社の29%の権益を持つHarmony Gold Mining社も応札していたが、最終的には、深部採掘技術を有し同地域にKloof金鉱山を所有しているGold Field社が獲得するに至った。 Barrick Gold社は、2006年に入り、Placer Dome社(カナダ)の買収により、同鉱山の権益を所有することになり、同鉱山は同社の金生産量の2%、埋蔵量の10%を占めるものであった。 この売却により、Barrick社の金埋蔵量は10%減の14.6百万ozとなり、南アから完全撤退することとなるが、反面、全体的なキャッシュコストの低減が期待でき、今後、同社の中核資産の運営に焦点を絞れるなどの効果が得られるとしている。また、主に北南米で露天採掘により事業展開をするBarrick Gold社にとって、South Deep鉱山は、同社の得意とする鉱山ではないため、売却することにしたのではないかとの見方もされている。 一方、買収したGold Fields社は、同鉱山の残りの権益50%を所有するWestern Areas社(南ア)の権益を引上げる(現行の18%から41%)ことも表明しており、同鉱山の権益マジョリティ獲得に積極的な姿勢を見せている。

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