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ニュース・フラッシュ

2006年9月19日 シドニー 永井正博

資源ブームの見通し

 資源ブームは、米国経済がリセッションに入っているように、終焉に近づいていると考える向きもある。
 オーストラリア農業資源経済局(ABARE)は、金属価格の高騰も3年目に入っているが、鉱山会社は依然として生産レベルを上げようと努力していることを指摘している。
 9月15日にABAREを退任した、前局長のDr. Brian Fisherは、金属価格を維持するためには、世界経済は4%を超える成長が必要であるが、熟練労働力不足から建設コスト増につながる制約に直面していると述べた。Dr. Fisherは、もし米国が、世界的なトラウマを引き起こすことなしに、支出バランスを再調整できるなら、新しい供給が価格の下落をもたらすものの、ブーム以前のレベルまでは下がらないと予想している。長期的には、技術革新が生産コストを引き下げるために金属価格は下落するが、中国・インドのような国の需要が引き続き供給の伸びを上回っている間は、価格は比較的高い水準を維持すると考えている。

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