閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2006年9月21日 リマ 西川信康

ペルー・Ilo製錬所の環境汚染を訴え地元住人が鉄道封鎖

 業界紙等によると、9月20日、Southern Peruの所有するIlo製錬所の100人を超える住民が、同製錬所による過去40年間の汚染の補償金として4億$の支払いを要求して、同社所有のToquepara鉱山及びMoqueguaのCuajone鉱山からIlo製錬所へ精鉱を輸送する鉄道を封鎖し、一時精鉱輸送がストップした。(翌日、警官隊80名が出動して、鉄道は封鎖解除)
 一連の事態に対してSouthern PeruのOscar Gonzales社長は、「我が社は、雇用拡大、インフラの整備等既に地域住民に対して多くの支援を行ってきた。また、今までに環境対策として5億$以上を投資してきた。」とし、住民側の要求を拒否する姿勢を示している。また、同社長は、今回の鉄道封鎖による生産への影響はないとしたほか、製錬所の操業は法律の枠内で行われていること、操業による健康被害は存在しないことを示す多くのレポートがあること、さらに、抗議行動の裏には政治的な駆け引きがあること等を主張した。
 一方、メンドーサIlo市長は対話交渉の実現を希望したほか、バルビディア・エネルギー鉱山大臣は鉄道封鎖などの抗議行動は遺憾だとし、現政府はこれまでにも話し合いによる解決が可能であることを示してきたとコメントした。

ページトップへ