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ニュース・フラッシュ

2006年9月25日 ジャカルタ 池田 肇

フィリピン・Rapu Rapu多金属鉱山選鉱場、試験操業を再開

 Lafayette Mining社は9月22日、環境天然資源省傘下の汚染判定委員会(PAB:Pollution Adjudication Board)からアルバイ州Rapu Rapu多金属鉱山における選鉱場の試験操業で60日間の延長許可を取得し、選鉱場の試験操業を11日から再開したことを明らかにした。同社は、政府から発行された試験操業許可(Temporary Lifting Order:TLO Stage3)が8日に期限を迎えたことから操業を一時中止していた。同社は今回の延長許可の取得により、選鉱場をフルで操業し、環境管理システムの長期安定性能を確認する。そして選鉱場の安全性を実証して無期限の操業許可(Permanent Lifting Order:PLO)を取得したいとしている。
 同社取締役David Baker氏は、選鉱場は、現在なお一貫し安定した精鉱を得るまでには至っていないが、1~2週間でフル生産に移行できる見込みと述べている。
 また、地方紙等によれば、レイエス環境天然資源相は試験操業の延長許可の条件として、Lafayette Mining社に対し環境監査計画や鉱山の採掘計画など詳細を提出するよう求めたと言われ、この2か月間の試験操業により、Lafayette Mining社がフィリピン政府から信頼を勝ち取ることができるのか大きな山場を迎える。2005年10月のシアン流出事故からPLOの取得が見込まれる11月7日(延長許可期限)まで1年以上を費やす結果となり、フィリピンの鉱山開発において鉱山企業による環境管理の徹底が如何に重要かを示す事例となっている。

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