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ニュース・フラッシュ

2006年10月3日 サンティアゴ 平井浩二

チリ・与野党の国会議員がEl Tenienteの排出基準の緩和に係る大統領令の無効を訴える

 9月26日付け地元各紙の報道によると、9月25日、独立民主同盟(UDI、野党)のChadwic上院議員と民主主義のための政党(PPD、与党)のGirardi上院議員が憲法裁判所に出頭し、大統領令第80号を無効にするよう訴える与野党議員約50名が署名した訴状を憲法裁判所に提出した。
 同大統領令は、El Teniente事業所廃さいダムからCaren川に放流される上澄水に含まれるモリブデンと硫酸塩の許容限度に関して、一般の環境基準に比べ、緩やかな基準を定めている。同大統領令は国会審議に際して、多くの与野党議員が反対したにも関わらず、大統領府主導のもと与党議員が強行採決を実施し、2006年8月26日に公布されたものである。
 モリブデン及び硫酸塩の一般排出基準はそれぞれ1.0mg/L、1,000mg/Lであるが、CODELCOのEl Teniente事業所の廃さいダムから放流される上澄水に限り、許容限度をモリブデン1.6mg/L、硫酸塩2,000mg/Lと定めている。
 CODELCOは記者団の質問に対し「CODELCOには立法権はないので、コメントを差し控えたい。」と答えている。

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