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ニュース・フラッシュ

2006年10月3日 ロンドン 高橋健一

コンゴ・Kipushi鉱山の開発権を巡りコンゴ鉱山公社と企業側パートナー間で論争

 報道各社によれば、コンゴ民主共和国(DRC)Kipushi銅・亜鉛鉱山の再開発権を巡り、同国鉱山公社(Gecamines)と、関係企業であるKumba Resources社(南ア)とFirst Quantum社(カナダ)側との間で、論争が生じている、と報じた。事の起こりは、8月にGecaminesが同鉱山の再開発プロジェクトに係るJVパートナー募集公告の掲載などを行い、同プロジェクトをテンダーに付する行動に出たことに端を発し、企業側は、テンダー参加企業向けに、同鉱山の開発権は両社が保有し、必要な場合、法的措置も辞さない旨を内容とした広告を出すなど、両者間に摩擦が生じている状況となっている。Gecaminesは、法的に検討した結果、両社の権益は既に消滅しており、今回の新パートナー募集に至ったとしているが、詳細については報道されていない。
 もともとKipushi再開発プロジェクトは、1996年、Adastra Minerals社の前身であるAmerican Mineral Field社とGecaminesとの間で協定が締結され、途中、同国の内戦、政権交代の時期を経て、活動は停滞していたものの、Adastra Minerals社により約350万US$が投じられてきた。今年に入り、Adastra Minerals社がFirst Quantum社に買収され、その権利も承継、また、Kumba Resources社は、2002年にAdastra Minerals社とのJV協定により、50%の権益を獲得するに至っており、現在は、この2社がプロジェクトの権益を所有するものとされていた。
 一方、南アのMetorex Groupのプロジェクトへの参加表明の報道もなされており、この権益を巡る今後の動向に注目される。

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