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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアメタル ニッケル
2006年10月5日 メキシコ 小島和浩

グアテマラ・スカイ社(カナダ)のフェニックス・フェロニッケルプロジェクトのFS結果概要

 バンクーバーに本社を置くスカイ社(Skye Resources)は、グアテマラのフェニックス・ニッケル鉱床でのフェロニッケル製錬プロジェクトのフィージビリティ・スタディ(FS)結果概要を同社HPで公表した。Hatch社(同プロジェクト調査請負会社)が実施したFS結果の概要は以下のとおり。
 本プロジェクトは従来型の製錬技術の適用により、2009年から操業を開始し、鉱山寿命30年の間に590千tのニッケルを生産する。プロジェクトのキャピタルコストは発電所建設費用265百万US$を含む754百万US$、ニッケルの生産コスト(キャッシュ操業コスト)は2.01US$/lbと見積もられる。ニッケル価格を5.00US$/lbと仮定すると、同プロジェクトの内部収益率(IRR)は13.4%、割引率8%を用いた時の正味現在価値(NPV)は374百万$となる。
 上記FS結果に加えて、スカイ社は湿式製錬法を適用してプロジェクトを拡張した場合の予備的評価結果を併せて公表した(評価実施者は同じくHatch社)。この予備的評価によると、湿式製錬法を適用したプロジェクトは2012年から操業を開始し、鉱山寿命20年の間に454千tのニッケル及び38千tのコバルトを生産する。この拡張プロジェクトのキャピタルコストは858百万US$、精製費及び副産物(コバルト)のクレジットを考慮に入れた操業コストはニッケル1ポンドあたり1.38US$と見積もられる。ニッケル価格を5.00US$/lb、コバルト価格を15.00US$/lbと仮定すると、同拡張プロジェクトの内部収益率(IRR)は14.2%、割引率8%を用いた時の正味現在価値(NPV)は424百万$である。
 スカイ社の社長兼CEOであるイアン・オースティン氏は、上記FS及び予備的評価に関し、「評価結果は、フェニックス鉱床が近い将来生産段階に移行できる世界でも有数の高品位ニッケル鉱床であるとの当社経営陣の見解を支持するものである。これら2つのプロジェクトにより、少なくとも20年にわたり毎年約45千tのニッケルが生産されるが、これらのニッケル生産量は現在までに確認されている埋蔵量の半分以下に過ぎない。したがって、年産量はさらに拡大できる可能性があり、鉱山寿命も延長できる可能性がある。」との声明を発表している。

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