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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2006年10月7日 リマ 西川信康

ボリビア・モラレス大統領、鉱山冶金大臣の更迭を発表

 地元業界紙等によると、ボリビアのモラレス大統領は、この2日間で少なくとも21名の死者と61名の負傷者を出したHuanuni鉱山の利権を巡る鉱山労働者間の対立事件の責任者であるワルテル・ビジャロエル鉱山冶金大臣の更迭を発表した。新大臣には国営鉱山出身のギジェルモ・ダレンセ氏が任命される見通し。
 一連の騒動は、2006年6月5日、約4,000人の共同組合員が、Comibolの所有となった鉱山を取り戻すため鉱山占拠を企てた際、Comibol側の労働者によって阻止されたことから始まった。協同組合側は、これに抵抗し、Posokoni鉱床の上部で操業を続けていたが、同鉱床の下部を採掘していたComibol側との対立がエスカレートし、暴動が発生した模様。同鉱山はボリビア最大の錫鉱山で2005年の生産量は3,985t。
 モラレス大統領は、新鉱業大臣の任命に先立ち、今回の武装対立は双方のセクターの利己的で独占的な態度に起因するものだとし、また、政府が提示した合意内容を数回にわたって拒否したとして、対立するセクターの指導者双方を批判した。
 この衝突を沈静化するために、政府は、治安維持のため警官700名を送ることを決定するとともに、フアン ラモン・キンタナ大統領府大臣及びオンブズマンのワルド・アルバラシンらが率いる交渉委員会が現場へ向かい、双方と話し合いを行っているとしている。

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