閉じる

ニュース・フラッシュ

2006年10月16日 シドニー 久保田博志

豪州・北部準州政府、McArthur River鉱山拡張を最終決定

 北部準州Clare Martin首相(Chief Minister)は、10月13日、Xstrata社(スイス)によるMcArthur River亜鉛・鉛鉱山の拡張計画(露天採掘計画)を「北部準州の成長のために不可欠」との理由から許可されたと発表した。
 北部準州Chiris Natt鉱山エネルギー大臣は、「Xstrata社のMcArthur River 亜鉛・鉛鉱山の採掘管理計画(Mining Management Plan:MMP)は、環境保護庁(Environment Protection Agency:EPA)によって指摘された事項全てに対応したものであり、また、北部準州鉱業管理法(Mining Management Act)を満足するものである」、「Xstrata社は、初年度の開発とその後の拡張の担保(Security bond)として55.5百万A$を支払うこと、環境モニタリングのための独立機関を設置すること、地域への利益還元パッケージとして32百万A$を支出すること、地域住民の雇用と訓練・起業支援などを行うこと、2007年からロイヤルティを支払うことなどが盛り込まれている」として開発を認める決定を下したものである。
 今回の決定に関して、Martin首相は、「拡張計画は、開発・環境・地域社会との適切なバランスに達したもの」、「拡張計画は、年間328百万A$の収益と、直接雇用264人、間接雇用272人、建設段階においては直接雇用300人、間接雇用162人を創出し、北部準州の経済と地域を大きく発展させるものである」とのコメントを発表している。
 開発許可は今後、連邦政府による承認を受ける最終段階に入るが、John Howard首相は既に「オーストラリアの国益の観点から」この開発を認めるとの姿勢を示している。

ページトップへ