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ニュース・フラッシュ

2006年10月23日 バンクーバー 武富義和  2006. 10. 23 バンクーバー 室井エリサ  2006. 10. 19 シドニー 久保田博志

Rio Tinto社、Ivanhoe Mines社の権益40%を取得し、モンゴルのOyu Tolgoi開発に参入

世界第2位の非鉄メジャーであるRio Tinto社は、10月18日、Ivanhoe Mines社の権益を40%まで取得することに合意したと発表した。言い換えればRio Tinto社は、モンゴルのOyu Tolgoi開発に対して、17億C$まで投資することを表明したことになる。具体的には、同社は、まず345百万C$でIvanhoe Mines社権益9.95%を取得、次に、Ivanhoe Mines社とモンゴル政府との間で投資協定に合意した時に442百万C$で9.95%、ワラント債920百万C$により33.35%まで拡大し、さらに5か年以内に6.65%の権益を得ることになっており、Ivanhoe Mines社の権益の40%まで取得可能となっている。 Ivanhoe Mines社は、この5月には、モンゴル政府が導入したWindfall tax(同制度は、金属価格に上限値を設定し、それ以上になった場合には価格の68%をモンゴル政府に支払うというもの。一例として、銅価格が2,600US$/t、金価格が500US$/ozを超えた場合、その価格の68%分を税としてモンゴル政府に支払うというもの)により、厳しい状況にさらされていた。また、3か年かけパートナーを捜していたところであったが、Rio Tinto社の参画により、Oyu Tolgoi開発の可能性は格段に高まることになったことになり、株式の27%を保有し創業者であり会長のFriedland氏は、このパートナーシップを13年の同社の歴史の中で最も戦略的なステップであると評している。トロント証券市場でのIvanhoe Mines社の株価は9.86から12.29C$と1日で31%上昇した。 nしかしながら、モンゴル政府との間では、法人税の設定、ロイヤルティ等に関する投資協定について調整中という不確実性が依然残っている。一方、Oyu Tolgoiでは第2フェーズで坑内堀が計画されているが、Rio Tinto社は、ブロックケービング法という採掘コストを削減する専門技術を有している。
Oyu Tolgoiは、ウランバートルから南南東約580kmに位置している。2005年9月のIvanhoe Mines社発表によると、初期投資額は11.5億US$、2009年より生産を開始し、平均的な銅生産コストは0.40US$/lbとしている。2010年までに露天採掘で銅生産量21万t/年、2015年までには坑内採掘により55万t/年が計画されている。マインライフは約40年で、毎年10t/年程度の金の生産も期待される。

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