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ニュース・フラッシュ

2006年10月24日 サンティアゴ 中山 健

BHP Billiton、チリ国内で石炭による2つの火力発電所建設を計画

 10月16日付け地元紙等は、BHP Billitonはチリ北部で鉱山への電力供給のため石炭による2つの火力発電所の建設を計画していると報道した。
 同社エネルギー担当部長のAndres Alonso氏によると既にNorgener de AESGener社を含め数社が入札に関心を寄せているとのこと。発電所建設の入札は2006年3月に開始され、2006年中には落札会社が決定する見込みである。
 同社の計画によると、2010年以降チリ北部の鉱山操業に必要な電力340MWをまかなうため、発電能力200MWの石炭による火力発電所を2つ建設することになったものである。石炭を選んだ理由に付いてAlonso氏は、「チリの南部には低タール質の石炭が賦存しており目下探鉱を行っている。石炭は重油や天然ガスに比し低価格であるうえ、アルゼンチンによる供給停止が頻繁に起こっている天然ガスに比べ安定供給面においても優れている。チリ北部に発電所を建設する場合、現段階では石炭に勝る発電原料はない。中長期的には天然ガスによる発電所建設の可能性もあろうが、石炭と価格および安定供給面で競争出来るようになるのはかなり先の話になるであろう」と説明している。
 現在Escondida鉱山だけで約340MWの電力を消費しているが、Escondida鉱山は2006年7月に低品位硫化鉱バイオリーチングプラントの操業を開始し、年内にはSpence鉱山が操業を開始することになる。更に将来の増産を計算に入れると、2011年までに電力消費量は480MWに達する見込みで、BHP Billitonは中長期的にかなりの量の電力を必要とすることになる。

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