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ニュース・フラッシュ

2006年10月24日 バンクーバー 武富義和

カナダ・Cigar Lake鉱山において大規模な出水事故

 サスカチュワン州北部Athabasca地域で開発工事中のCigar Lake鉱山(坑内掘り)において、10月22日午後1時10分、将来のウラン採掘地区にて坑内出水が発生。坑内の主要選鉱設備(地下480mレベルに設置)、主たて抗を保全するために、23日午前5時、坑内の2つの隔離扉(地下465mレベル)を閉鎖したが、1つの隔離扉の遮蔽が不完全だったため大量の水が主要選鉱設備を設置している地区まで流れ込んだ。流入水量は排水ポンプの能力以上となっている。
 坑内作業員は23日午前11時半には脱出し、けが人はなく、環境にも影響はない模様。
 当該鉱山は、世界最大のウラン生産者であるCameco社が50.025%、AREVA Resouces Canada Inc.が37.1%、Idemitsu Uranium Exploration Canada Ltd.(出光興産子会社)が7.875%、TEPCO Resouces(東京電力子会社)が5%の権益を保有している。埋蔵量17万6千t(U3O8平均品位19%)、生産量6,900t/年、現時点での開発費は660百万US$。
 同鉱山は、第1フェーズとして、原子力安全委員会の許可を得て2005年1月から地上と地下施設を建設中だったが、2006年4月の坑内出水事故により2007年末の生産開始は困難な状況であった。
 Cameco社は事故後の第1回目の記者会見では、Cigar Lake鉱山の建設工事は少なくとも1年間は遅れ、投資額も当初より遙かに高くなるだろうと語ったが、2回目の記者会見では、コスト、出水による影響度について判断をするのは時期早尚との見解を示した。

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