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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル 亜鉛
2006年11月6日 リマ 西川信康

ペルー・2006年の亜鉛鉱石生産量は伸び悩み

 現在、世界的な鉱石不足を背景に亜鉛の国際価格が急騰しているが、このような中、世界第3位の亜鉛鉱石生産国であるペルーの2006年生産量は伸び悩んでいる。
 ペルー最大の亜鉛企業であるVolcan社は主力のCerro de Pasco鉱山が、2006年は前年比約20%増の156千tになるなど、全体では増産が見込まれるものの、ペルー最大のAntamina鉱山では、現在、亜鉛品位の低い鉱石を採掘対象としているため(2005年1月-9月の平均亜鉛品位は1.09%に対し、2006年1月-9月は0.78%に低下)、2006年1月~9月の亜鉛生産量は前年同期比30.4%減の117.8千tと大きく落ち込んでいる。また、ペルー第4位のMilpo社も、1月-9月で16%減となっており、ペルー全体としては、減産傾向が鮮明化している(なお、エネルギー鉱山省によると、2006年上半期の亜鉛鉱石生産量は前年同期比7.7%減の567,268t)。
 ペルーの亜鉛鉱石生産は、1990年代後半から2000年代初頭にかけて、鉱山の民営化やAntamina鉱山の誕生で、順調に拡大してきたが、ここ数年約120万t程度と頭打ちの状態が続いている。

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