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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2006年11月16日 リマ 西川信康

ボリビア新鉱山冶金次官、競争力のある鉱業税制改正に言及

 JOGMECリマ事務所がエチャス新鉱山冶金次官に、現在、改正作業中の新鉱業法について、その内容を直接聴取したところ、課税強化が大きな変更点となるものの、他の鉱業国と競争力のある税率変更に留まる見通しであることを明らかにした。現在の検討状況は以下のとおり。
・現行の鉱業法では、所得税と鉱業補完税(ICM:Impuest Complementario Minero、鉱業ロイヤルティに相当)のどちらか高い方を納税すればよいが、新鉱業法では、両者の支払いを求めることになる。また、鉱業補完税は全額、地方自治体に交付される。
・税率については、様々な議論があり、確定していないが、鉱業補完税の税率は上限をアップする方向。また、外国企業、国内企業間の区別や生産規模の違いによる税率の変化は考えていない。両者(所得税と鉱業補完税)はペルーやチリと同レベルかやや上回る税率に留める見通し。
・付加価値製品(地金等)の生産企業に対しては、税率を半分にするというインセンティブを与える。
・税の安定化契約条項は、個別の契約書の中に盛り込むことを検討。期間は、プロジェクト終了まで。
・鉱区料(パテント料)は値上げする方向。また、3年間、活動を行っていない鉱区は失効となる。
 なお、同次官は、現在、鉱山冶金省で策定中の新鉱業法のドラフトは年内には完成し、公表できる見通しであるものの、その後国会に送られ審議が開始されるため、最終的な法案化は2007年にずれ込みことを明らかにした。
(*)鉱業補完税は、鉱石の売上総額ベースに各金属の国際価格に応じて(国際価格が高いほど高税率)税率が設定されている。例えば、金、亜鉛の場合、現行では以下のとおり。
金 700$/oz以上:7% 400~700$/oz:4~7% 400$/oz以下:4%
亜鉛 0.94$/lb以上:5% 0.475~0.94$/lb:1~5% 0.475$/lb以下:1%

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