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ニュース・フラッシュ

2006年11月21日 サンティアゴ 中山 健

チリ・Chuquicamata鉱山労働協約改訂前倒し交渉不調に終わる – Chuquicamata第1労働組合CODELCOの提示条件を拒否

 11月15~18日付地元紙等によると、CODELCO Norte事業所のChuquicamata第1労働組合は、労働協約改訂交渉の前倒し実施を条件に会社側が提示した改定案を拒否した。その結果、労働協約の改訂交渉は、労働法の規定に基づき、11月17日から行われることになった。
 11月15日CODELCOは、Chuquicamata第1労働組合に対し、労働協約の改訂交渉の前倒し実施に応じることを条件に最終案として、特別手当8,000,000ペソの支給とベースアップ3.8%を提示、組合は組合員総会を開いて挙手による決議採択を行ない拒否することに決定した。同労働組合との労働協約改訂交渉は、Chuquicamata第2、第3労働組合と同様、労働法の規定に基づいて行われることになった。交渉は難航が予想され、スト突入の可能性が高まったととらえられている。
 Chuquicamata第1労働組合が会社側の提示条件を拒否したことで、会社側は態度を硬化させ、Chuquicamata Norte事業所のJarpa所長は、「これで、交渉は振り出しに戻った。我々が提示していた条件は会社側が支払える最高水準であった。正式交渉では、会社側の提示条件を引き下げざるを得ない。銅価はここ6日間で25¢/lb低下しており、アナリスト達は年末には3US$/lbの水準を割る可能性が高いと分析している。そのような状況下で、一般の労働者が驚くような改訂条件は出せない」と語った。
 早くから前倒し交渉の実施を拒否していたChuquicamata第2および第3労働組合は、11月15日、組合総会を開き会社側に提出する要求書の内容について討議した結果、特別手当12,000,000ペソの支給とベースアップ6.6%、協約の有効期間24か月という条件を盛り込んだ要求書を17日の午後3時に会社側に手渡すことを決議している。
 Chuquicamata第1労働組合は、当初、第2、第3労働組合と協調して要求書を提出することを検討していたが、最終的には、17~21日の間に単独の要求書を会社に手渡すことを決定した。
 一方、CODELCOと労働協約の前倒し交渉を行っている小規模の3つの労働組合(Chuquicamata第5、Antofagasta第1および第2労働組合=総組合員数約300名)は、11月16日、会社側と面談し、会社側は特別手当7,500,000ペソの支給とベースアップ3.5%、協約の有効期間38か月を提示した。これら労働組合は週末に組合員総会を開き、会社側の提示条件を受けるか否か決議採択することになっている。
 なお2006年CODELCOがこれまでに行った労働協約改訂交渉で合意した条件は次の通りである。Ventanas事業所:ベースアップ2.8%、特別手当2百万ペソ; Salvador事業所:2.5%、4百万ペソ; Andina事業所:3%、6.5百万ペソ; El Teniente事業所管理職組合3%、6.5百万ペソ。

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