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ニュース・フラッシュ

2006年11月21日 バンクーバー 宮武修一

米国Freeport-McMoRan社、Phelps Dodge社を買収

 米国Freeport-McMoRan Copper & Gold社とPhelps Dodge社は、11月19日、Freeport社がPhelps社の株式全量を買い受けるという合併契約を両社間で締結したことを発表した。買収総額は250億9,000万US$。Phelps社一株あたりの買い受け条件は現金88US$プラスFreeport社0.67株で、計126.46US$となる。これは直近のPhelps 社株価に33%のプレミアムを上乗せした金額に相当する。買収後の新社名はFreeport-McMoRan Copper & Gold社。Freeport社会長Moffet氏およびCEO Adkerson氏は新会社でも現職に留まる。取締役はPhelps社分として3名を増員し計16名とする。本社はアリゾナ州フェニックスに置き、現在のニューオリンズ本社はインドネシアの操業に関する担当事務所となる。
 両社の合併により時価総額375億US$、年間売上160億US$の北米ベースとしては最大の鉱山会社が誕生する。両社併せた埋蔵鉱量は地金ベースで、銅3,400万t、金1,280t、モリブデン86万t。2006年の予想生産量は、銅140万t、金52.8t、モリブデン3万1,000tである(権益ベース)。Phelps社によるペルーCerro Verde銅山の拡張、アリゾナの新銅山建設、チリEl Abra銅山への硫化物リーチの導入、コンゴのTenke-Fungrume銅プロジェクトの開発らは予定どおり進められ、これにより新会社の産銅量は今後3年間で25%増加する見通しであるという。両社は統合効果としてスケールメリットのほかとりわけ経営資源の地理的な分散を強調しており、インドネシアに世界最大規模のGrasberg銅金鉱床を有するFreeport社と南北アメリカとアフリカに主要銅山・プロジェクトを有するPhelps社は良い補完関係にあるとしている。

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