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ニュース・フラッシュ

2006年11月21日 バンクーバー 宮武修一  2006. 11. 21 バンクーバー 大野隆幸

アラスカ鉱業協会年会、Teck Cominco社CEO Lindsay氏がアラスカでの鉱業投資について講演

アラスカ鉱業協会の2006年年会が11月8日から3日間の日程でアンカレッジで開催され、約500名の鉱業関係者の出席の下、この一年のアラスカにおける企業探鉱・開発の進捗、政府機関の取り組みなどに関係する35件の講演が披露された。またアラスカ鉱業協会は最終日の昼食時に2006年に操業開始したPogo鉱山を讃え、住友金属鉱山、住友商事、Teck Cominco社ら事業者を表彰した。 なお、この場でTeck Cominco社CEO Lindsay氏が講演を行なった。 Lindsay氏による講演は以下のような内容で、アラスカを最も良く知る鉱山企業の声として興味深い。「Teck Cominco社は現在アラスカでRed Dog亜鉛鉱山とPogo金山(40%)を稼行しており、これらの売上は全社売上の20%に相当しているなど依存度は高い。アラスカへの投資は、その資源ポテンシャルに比較して探査余地が大きいこと、また発展途上の資源国に比較して安定した投資環境が魅力であり、今後とも投資規模を増大させたい考えである。資源ポテンシャルに関して言えば、1995年から現在までにTeck Cominco社はアラスカで1,400万tの亜鉛(金属量)を発見してきたが、この発見コストはトンあたり僅か1US$となり、現在の市況4,000US$/tを考えるといかにも効率が良い。アラスカ鉱業を今後更に活性化させるために、政府関係者に、(1) 郡市町等ローカル政府によりまちまちな課税システムの再検討、(2) インフラ整備の推進、(3) 技術者の育成、等への積極的な取り組みを期待したい。とりわけ(3)の人材の問題は鉱山業界にとり当面の極めて深刻な問題になっている。Teck Cominco社は今後とも地域社会との協調、環境に十分配慮した持続的発展を継続したい。」などと述べた。

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