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ニュース・フラッシュ

2006年11月27日 シドニー 久保田博志

豪州・Newcrest社、ヘッジ見直し

 豪州企業としては最大の産金企業であるNewcrest Mining Ltd.(本社メルボルン、以下Newcrest社)とABN AMRO銀行(オランダ資本)は、11月17日、50t(1.6百万oz)の既存金ヘッジ分を据え置き新たなヘッジ契約を締結することなどを内容とする金ヘッジ・ポジションの見直し(partial restructure)に合意したと発表した。
 新たな金ヘッジは、金先物売り(Forward Hedge Sales)と金現物(physically delivered gold sales)から構成されており、2006/07年分が11t、それ以降6年間は毎年22t。据え置かれる既存ヘッジは豪ドル建て先物で15.5t(0.5百万oz)、米ドル建て先物で34t(1.1百万oz)、4年目から既存ヘッジ分での取引に入り3年間、当初契約よりも2年間期間が延長されて2012/13年までとなっている。
 今回のヘッジ見直しの同社利益に与える影響はさほど大きくないが、最近の金スポット価格の高騰に対応して適性なヘッジ・ポジションを取ることで、同社に対する敵対的な買収に対抗できると考えられるほか、ヘッジ契約によって生み出されるキャッシュ・フローが同社の鉱山開発に貢献するとの見方がなされている。

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