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ニュース・フラッシュ

2006年12月12日 サンティアゴ 平井浩二

チリ・上院の環境委員会、Mauro廃さいダム問題を聴聞

 12月5日、上院環境委員会のMauro廃さいダム問題聴聞会が招集された。同聴聞会ではLos PelambresのGM、Ignacio Cruz氏の他、Antofagasta Minerals社の経営幹部、水資源総局の局長、Mauro廃さいダムの建設に反対している地域住民の代表者が意見陳述を行った。
 Cruz氏は、「Mauro廃さいダムの建設が問題視されているが、同ダムの建設はLos Pelambres鉱山にとっては正に死活問題であり、2008年末までにダムが建設出来なければ生産を停止しなければならなくなる。現在は工事を進めているが、高等裁判所が先に同裁判所第3法廷が下した水資源総局の建設許可取り消しの判決に基づき、工事停止命令を出すようなことになれば重大な問題となる。Los Pelambres鉱山が現在使用している廃さいダムは2008年12月に満杯になるので、裁判問題が早く決着し、工事を継続できるようになることを期待している」と述べた。
 水資源総局のWeisner局長は、「工事許可の決議書を出すに当っては、間違いなく第三者の水利権を尊重した」と証言。聴聞会後、新聞記者の質問に対し、地域住民が高等裁判所に工事中止命令を出して欲しい旨の請求を行っているが、このような請求が通らないことを祈っていると述べた。
 聴聞会の後、Pablo Longueira上院議員(野党UDI)は、現在裁判中の問題について上院の環境委員会で調査するのは好ましくないと発言。与党キリスト教民主党のFuentealba下院議院もLongueira議員の発言に同調した。
 一方、キリスト教民主党のJorge Pizarro上院議員は、高等裁判所が我が国の環境機関の業務権限を問題視するような判決を出したことは真に遺憾であると語った。
 なお、同じく12月5日、全国の労働組合役員がOsvaldo Andrade労働大臣と面談し、Mauro選鉱廃さいダムの建設工事が禁止されるようなことになると5,000人の労働者が職を失うことになるとの懸念を表明した。

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