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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル 亜鉛
2006年12月13日 シドニー 久保田博志

Zinifex社(豪)とUmicore社(ベルギー)が亜鉛製錬部門統合

 Zinifex Ltd.(本社メルボルン、以下Zinifex社)は、12月12日、Umicore S.A.社(本社ベルギー、以下Umicore社)と亜鉛製錬事業を統合し、2007年後半には欧州証券取引市場(Euronext)に上場すると発表した。
 亜鉛生産量世界3位のZinifex社と第4位のUmicore社の合併により誕生する新会社は、Korea Zinc社(韓国)、Xstrata(スイス資本)を抜いて、年間1.2百万tの亜鉛・亜鉛合金を生産する(世界の需要の10%に相当)世界最大の亜鉛生産企業となる。
 Zinifex社のこの決定の背景には、採算性の低い製錬事業から採算性の高い鉱山事業への投資を強化する狙いがある。税引き前利益(EBIT)を2006年に10億A$台に乗せた同社は、2007年には18億A$に達すると予想しているが、そのうち鉱山事業は12億~12.5億A$、製錬事業は500百万~600百万A$程度と考えられてる。
 しかし、Zinifex社の主要鉱山であるCentury鉱山(クィーンズランド州)は2016年、Rosebery鉱山(タスマニア州)は2011年までの鉱山寿命であり、2007年には開始されるDugal River鉱山(クィーンズランド州)は2011年に生産開始を目指しているが、精鉱生産規模は200,000t/年でCentury鉱山の代替としては規模が小さいとの見方もなされている。また、Zinifex社は新たな投資先を物色しており、Kagara Zinc社、Aditya Birla社、CBH Resources社などの名前を挙げる市場関係者もいる一方で、Pasminco社が破綻した後、再上場を果たし好業績を上げるZinifex社自体が買収の対象となるとの噂もある。

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