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ニュース・フラッシュ

2006年12月18日 バンクーバー 大野隆幸

CVRD、ベースメタル部門を切り離し、北米の証券市場に上場か?

 CVRDのCEOであるRoger Agnelli氏は、リオデジャネイロで、同社のベースメタル部門を切り離し、北米の証券市場に上場することを検討していると述べている。
 この背景には、ブラジルにおける資金調達コストが高いことが挙げられる。ムーデーズによると、ブラジルの格付けは低く、金利は2桁になるという。この解消策として、トロントもしくはニューヨーク証券市場からの低コストでの資金調達を検討している。
 ただし、同社のAgnelli氏は、ニッケル、銅、アルミニウムのベースメタルをCVRDから切り離し別会社にするというのは正式なものではなく、単に一つのアイデアであり、まだ分析中であると述べている。
 トロント証券市場(TSX)は、世界の鉱業会社の約6割が上場している証券市場であるが、Inco社、Falconbridge社が抜けたことにより、約400億$の市場価値が喪失したことになる。このため、TSXは鉱業分野の金融センターとしての地位を維持することを期待して、CVRD社とXstrata社の双方がTSXに上場するよう説得を試みている。しかしながら、Xstrata社は外国企業であるため、カナダ債券指数(S&P/TSX)の基準株価指数に組み込まれる可能性がないことから、TSXへは上場しないだろうと憶測されている。

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