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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2007年1月22日 メキシコ 小島和浩

コスタリカ・クルシタス金プロジェクトのF/Sが完了するも環境影響評価は不十分

 バネッサ社(Vannessa Ventures Ltd.本社カルガリー)は、コスタリカ・クルシタス(Crucitas)金プロジェクトのF/S結果の概要を1月12日付け同社HPで発表した。同プロジェクトは首都サン・ホセ市北方105km、ニカラグア国境付近に位置し、同社のコスタリカ現地法人インフィニート社(Industrias Infinito S.A.)が100%権益を有する。
 同HPの発表及び業界情報によると、同プロジェクトの鉱山寿命は8年、年間産金量は85,000oz(2.6t)、副産物の銀クレジットを含むキャッシュコストは299.48US$/ozと見込まれている。また、初期資本コストは47百万US$(回収期間は3年)、割引率10%での現在正味価値(NPV)は24.5百万US$、税引き後の内部収益率(IRR)は26%と試算されている。開山当初の2~3年は鉱床上部の表土と化した鉱石(saprolite ore)を7,500t/日、それ以降は下部に位置する硬岩の鉱石を5,000t/日の規模で露天掘り採掘する計画である。鉱山開発に必要な許可を全て取得した後、建設工事には16か月を要する見込みである。
 一方、インフィニート社が取得している環境許可は表土部分のみを対象としたもので、同社は硬岩を採掘するための環境許可申請を準備中である。さらに、2006年12月にコスタリカの法廷は、インフィニート社が必要とされる環境影響評価報告(environmental impact statement)の提出を怠ったこと、及び同評価報告に関する公聴会を開催しなかったことを理由として、同社の鉱業権を取り消している。バネッサ社によれば本鉱業権の取り消しには根拠が無く、同社モーガン社長はコスタリカ鉱山省を通して問題の明確化を図りたい旨述べている。

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