閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2007年2月20日 サンティアゴ 中山 健

アルゼンチン・Esquel金鉱床開発、Meridian社断念

 2月16日付け地元紙等は、アルゼンチンChubut州のEsquel金鉱床を開発しようとして地元や国際環境団体の激しい反対にあい開発を取り止めていた米国アリゾナ州Renoに本社を置くジュニアカンパニーMeridian社は同鉱床の開発を完全に断念したと報道した。Meridian社は、英国のBrancote社から権益を買収して、開発段階から現地に乗込んだが、地元住民対策を疎かにして開発を強行しようとしたため、地元住民から開発反対運動が起こり、更に国際環境団体が参加することになった。2003年3月住民投票が行われ83%が開発に反対した。その後も同社は地元住民感情を逆撫でするような行動をとり、開発はデッドロック状態になっていた。こうしたなか2006年7月にChubut州もEsquel金鉱床を含む同州西部で向こう3年間砂金鉱床を除く一切の鉱業活動を禁止した。Meridian社の広報担当者は、「プロジェクトはChubut政府が露天採掘を禁止した範囲にあり、もはや如何なる活動も出来ない」と語っており同鉱床の開発を完全に断念した。Esquel金鉱床の環境問題を端緒として、アルゼンチン南部ではChubut州のみならずRio Negro州でも鉱業活動におけるシアンおよび水銀の使用を禁止するなどの鉱業活動に大きな影響が出ている。

ページトップへ