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ニュース・フラッシュ

2007年2月26日 バンクーバー 宮武修一  2007. 2. 26 バンクーバー 室井エリサ

カナダ・BC州内陸部の害虫被害地域、住民救済のため探鉱費税額控除を導入

BC州政府は2月21日に2007年度予算を明らかにし、鉱業分野の新政策として害虫Mountain Pine Beetleの異常発生で莫大な被害を受けているBC州内陸部での資源探鉱に対し、探鉱経費の30%の税額控除を認めることを発表した。また連邦政府も15%の控除を認めることを発表したが、連邦政府に関してはこの措置が翌年も継続して導入されるかは今後検討される模様である。 BC州内陸部にはMountain Pine Beetleによる莫大な害虫被害が生じており、約1千万haの森林部のほぼ全面が枯れるかそれに近い危険な状態となっており、木材伐採業、製材業、パルプ製造業など主要産業となる林業に携わっている地元30市町村(Quesnel、Prince George、Williams Lake、Mackenzieなど)の約25,000世帯が生活の危機に晒されている。 州政府はこれまでグラスルーツの探鉱投資に対し20%の税額控除を認めてきたが、今回被害地域での探鉱投資に対し州・連邦の合計45%が新たに認められることになり、地域の探鉱の促進とこれに関連した雇用の増加によって、地域の経済活性化が期待されるとしている。BC鉱業協会会長、Dan Jepsen氏は、「この措置により探鉱地域が拡大されること、探鉱への興味が増幅されることなど鉱業にとって有益である」と述べた。被害地域では、Williams Lake北部のMount Polley銅・銀鉱山が生産を行うなど、他にも5地区で探鉱プロジェクトが進められており、地質ポテンシャルも高く、鉱業への期待感が高まっている。

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