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ニュース・フラッシュ

2007年3月13日 ジャカルタ 池田 肇

インドネシア・PT Inco社、2006年は増収増益

 International Nickel Indonesia(PT Inco)は3月8日、2006年第4四半期の売上高は、前年同月比154.8%増の5億8,960万US$、純利益は同368.3%増の2億6,550万US$となったことを明らかにした。これにより通年の売上高は、前年比51.1%増の13億3,770万US$、純利益は同91.7%増の5億1,340万US$となり増収増益決算となった。第4四半期のニッケルマットの生産量は前年同月比2.4%微増の4億6,800万lbで、通年では同6.2%減の1億5,790万lbとなった。減産の要因は、5月に起きた電気炉の火災事故と年度後半の雨不足の影響により水力発電所の出力が低下し十分な生産体制を確保できなかったためである。Arif Siregar経営執行役員は、ニッケル価格の高騰がニッケル生産コストの上昇を上回って、純利益が大幅に増加したと述べた。同社のニッケル実現販売価格は、第4四半期は前年同月比148.5%増の11.21US$/lb、通年では同60.1%増の8.33US$/lbで推移した。2007年のニッケルマット生産量は1億5,500万~1億6,500万lbを予想。今期は、雨不足による水力発電所の出力低下に備え、ディーゼル発電機を新たに設置し生産体制を強化する。また、同社は、ニッケルマットの生産増強(2億lb/年)を図るため、Larona川Karebbe渓谷に第3水力発電所の建設計画を進めており、森林省から許可を取得次第、工事に着手したいとしている。第3水力発電所の完成は2010年上半期を予定。なお、2006年、同社が国営鉱山企業PT Antam社へ出荷したサプロライト鉱石は102万wmtとなった。

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