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ニュース・フラッシュ

2007年4月8日 リマ 西川信康

ペルー・小規模・零細鉱業が不法採掘者との混同視に抗議

 業界紙等によれば、ペルーのピウラ県及びラ・リベルタ県では、全国から失業者が集まり、金の不法採掘が増加しているが、正規の小規模或いは零細鉱業労働者はこれらの不法鉱山労働者と同一視されることに困惑を示している。
 アヤクチョ零細鉱業者組合のマヌエル・レイノソ氏は「我々は鉱区や環境影響評価書(EIA)を所有し、税金も納めている」と主張する。
 エネルギー鉱山省鉱区局によれば、2007年3月現在で正規の小規模鉱業は1,681件、零細鉱業は853件登録されている。しかし、国内の小規模・零細鉱業労働者数は30万人を超えると計算されることからこの登録数は明らかに少ないと見られている。
 ペルーの南部と北部で不法採掘は急激に増加しており、国会ではこれら不法採掘の規制を目指す専門の委員会が結成された。委員会を率いるホセ・カラスコ議員は「社会問題を引き起こし、農業や環境に悪影響を及ぼす不法採掘に歯止めを掛けなければならない」と述べている。
 さらに、小規模・零細鉱業の鉱区取得や採掘許可の申請先が地方政府へ移行したことを受け、同委員会は3週間以内に新たな法的枠組みを作る必要性があるかどうかを検討することになっている。零細鉱業者組合のレイノソ代表は、地方政府は鉱区申請の処理や採掘許可を行うだけの財源や能力がないとしてこれらの権限移行を批判しつつ、カノン税の一部を小規模零細鉱業の支援に充てることを提案している。

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